こんにちは、デコポンです。
時がたつのは早いですね。今年(2022年)も半分が過ぎようとしています。
小学校で5・6月と言えば・・・・・
そう、修学旅行の季節です。
小学校の修学旅行が行われる時期は、5・6月が最も多く、その次は9・10月なんだそうです。
春と秋の過ごしやすい気候の時に行う学校が多いんですね。
さて、スダチも6年生になり、修学旅行に行くことになったので、
『糖尿病と修学旅行』という表題で投稿していこうと思います。
コロナ禍の修学旅行
一昨年や昨年は学校行事も延期や中止が多く、カボスの通っていた高校も、修学旅行が延期の末、結果的に中止になりました。
本当であれば、海外に行く予定が、国内に変更。そして中止・・・カボスはあまり気持ちを外に出さないですが、残念だったことでしょう。
2022年5月に入ってからはかなり落ち着いてきたというか、コロナ感染者数も日ごとに減って、日常を取り戻してきているように思いますがどうなんでしょうか。
ま~感染者数が減ったといっても、第何波かわかんないですが、以前の緊急事態が出ていたころよりはまだ多いんですけど。
文部科学省が修学旅行の実施についてどう考えているか。というと
『修学旅行は有意義な教育活動であるため、十分な対策を講じた上で、実施してほしい』とのこと。
下記、文部科学省の「Q&A(学校設置者・学校関係者の皆様へ)」より引用
- 修学旅行の実施については各学校や学校設置者において判断していただくものですが、文部科学省としては、修学旅行は学習指導要領に定める特別活動の中の学校行事に位置づけられ、子供たちにとってかけがえのない貴重な思い出となる有意義な教育活動であるため、その教育的意義や児童生徒の心情等を考慮し、適切な感染防止策を十分講じた上で、その実施について特段の配慮をお願いしたいと考えています。
特に、前年度に実施予定であったものの実施できなかった学校においては、改めて実施に向けた御検討をお願いしたいと考えています。 - 学校や教育委員会等の学校設置者においては、学校の所在する地域や修学旅行の目的地となる地域の感染状況、関係自治体の方針等をしっかり把握の上、「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(新型コロナウイルス感染症対策本部決定)や「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」等を十分に踏まえ、感染防止策の確実な実施や保護者などの御理解・御協力を前提に、適切に判断していただきますようお願いします。
- 実施に当たっては、「旅行関連業における新型コロナウイルス対応ガイドラインに基づく国内修学旅行の手引き」(一般社団法人日本旅行業協会等作成)等を参考にしつつ、旅行事業者等と連携して、それぞれの実情に応じて行ってください。
なお、児童生徒や同居する家族等の健康観察も徹底した上で、家族等に発熱・体調不良者がいる児童生徒は、修学旅行への参加を取りやめていただくなどの配慮をお願いしたいと考えています。 - 緊急事態宣言の対象区域を出発地や目的地とする修学旅行については、感染防止策を講じたとしても今すぐに実施することが難しい場合が考えられますので、そうした学校や教育委員会等の学校設置者においては、学校の所在する地域や修学旅行の目的地となる地域の感染状況、関係自治体の方針等をしっかり把握の上、上記の基本的対処方針や衛生管理マニュアル等を十分に踏まえ、保護者などの御理解・御協力をいただいた上で、適切に判断していただきますようお願いします。
その上で、当面の措置として一旦取り止める場合においても、中止ではなく延期扱いとしたり、感染状況を見極めながら、近距離での実施、旅行日程の変更や短縮など実施方法の適切な変更・工夫について検討したりするなどの配慮をお願いしたいと考えています。
また、少し前のデータですが、2020年度の修学旅行実態調査では、中学校が全国で51.5%、高校が61.4%、修学旅行が中止されていたそうです。
公益財団法人日本修学旅行協会の調査結果より。
・新型コロナウイルス感染症の影響に関する調査まとめ(抜粋)PDF
まだまだ、コロナ禍で心配ではありますが、修学旅行は普段体験できない貴重な時間だと思うので、今の状況下であれば、デコポンとしては行けるなら行って欲しいと思っています。
糖尿病と修学旅行
小学校の修学旅行で心配することって「体調不良」「集団行動」「食べ物」「事故・事件」「交通事故」「ホームシック」「天気」「人間関係」などなどたくさんの心配事があると思います。
みなさんはどんなこと心配されてますか?
または、お子さんがどんなこと心配されていますでしょうか?
親の心配事
柑橘家ではスダチが1型糖尿病であるため、1番の心配事は『血糖値』
さらに言うと、『低血糖にならないこと』です。
そこで、旅行中の食事の炭水化物量を学校の先生にご協力いただいて、旅行会社、宿泊先や食事提供元に確認してもらいました。
先生には大変ご協力・ご尽力いただきました。ほんと感謝しかありません。
旅行中の食事は1日目の昼食、夕食。2日目の朝食、昼食の合計4回です。
そのうちの1日目の昼食は、炭水化物量を教えていただくことができました!!
がしかし、他3回の炭水化物量がわからない!!!
栄養士がいるわけでもないし、大量に作るのだから1人前の分の計算なんてできないとのこと・・・
アレルギーの確認のために、事前に食事のメニューと使われている素材や調味料などは配布されていたので、それをもとに炭水化物量を出すしかない!!
ライムとこれくらかなぁ〜、あ〜でもない、こ〜でもないと答えのない計算を繰り返し、高血糖になるのはしょうがないが、寝ている間の低血糖だけは起こさないように、少なめに炭水化物量をなんとか算出!!
それをスダチと学校の先生に伝えて、食事前にインスリンを投与してもらうことに。
スダチはバス酔いするので、もし、もどしてしまったら、どうすればいいんだろうとかも考えましたが結論がでることはなく、
きついとは思うが、捕食を食べるようにスダチに言い聞かせるしかなかったです。
修学旅行と言えばハイキングなどの長時間の運動がつきものですが、運動すると血糖が消費され、低血糖になりやすくなるので、休憩の際に血糖値を計ってくださいと先生にお願いしました。
また、血糖測定器(リブレ)の使い方や、低血糖で昏睡状態となった際に使用する点鼻薬についても、先生に伝えました。
インスリンポンプの不具合があるかもしれないので、予備のインスリン注射も忘れずに持たせることに。
当人(スダチ)の楽しみ
親はいろいろと心配しますが、やはり当の本人は小学校の最大のイベントでもある修学旅行が楽しみなようです。
何が楽しみなのか聞いてみたところ、
- 友達と1泊すること
- 歴史的なものとかを観光すること
- 食事
だそうです。
友達との宿泊ってワクワクしますよね。
小学校の修学旅行はデコポンもワクワクしたような・・・
4半世紀以上前のことなので覚えてないですがw
まくら投げ、恋話、秘密話、夜更かし、
先生:「寝てるか」、生徒:「寝てま~す」、先生:「起きてるやないかぁ~い!!」的なボケと突っ込み・・・・
昭和的な発想ですねw
修学旅行の行き先は数年前に家族旅行で行ったことがある場所。
その時は大雨で、ぐずりだしたスダチとデコポンは喫茶店で待機。
スダチは観光できなかったことを覚えていたみたいで、なおさら楽しみなのかもしれません。
食事は旅行の最大の楽しみですよね。特に大勢の友達といっしょに食べるとなると、楽しくないわけがない。
メニューも「すき焼き」やら「デザート」やら、豪華・豪華。それは楽しみなはずです。
当人(スダチ)の心配事
楽しみはたくさんありますが、当人としても心配事があるようです。
それは・・・・
『体についている機械を見られるのが嫌』
スダチは2種類の機械を体につけています。
血糖測定器(リブレ)とインスリン投与のためのインスリンポンプ
血糖測定器(リブレ)は2の腕にセンサーを取り付けています。
インスリンポンプは一般的に「おなか」につける方が多いのですが、スダチは皮下脂肪が少ないため、お尻につけています。
みんなとお風呂に入りたいが、血糖測定器(リブレ)とインスリンポンプが友達に見られるのが恥ずかしいし、嫌なんだそうです。
それはそうですよね。
先生は気を使ってくれて、一人用のお風呂を使っていいよと言ってくれましたが、
やっぱりみんなと一緒にお風呂に入りたい!!という気持ちもある
なので、クラスのみんなに事前に、「体に機械をつけていること」を説明することにしました。
ここでも、先生にご協力をお願いし、こころよく引き受けて頂けました。大変感謝しております。
スダチも機械の説明をしたことによって、少しは吹っ切れたようです。
あと心配事は車酔い・・・こればかりは体質なので、酔い止めを飲ませるくらいしかないですよね。
無事に行ってきました修学旅行
普通のご家庭より、少し特殊な心配事があったスダチの修学旅行ですが、無事に行ってきました。
帰ってきて、すごくうれしそうに旅路の話を聞かせれくれるスダチ!!
宿泊先、食事、友達との就寝の様子、観光地の感想などなど。止まらない。止まらないw
心配していた血糖値ですが、初日のお昼と、夜に若干の低血糖が確認されたようですが、体調が崩れることもなかったらしく、捕食を取りつつ無難にこなしたみたいです。
スダチが心配していた、車酔いもそれほどなかったようで、帰りのバスで映画を見て楽しかったと言っていました。
無事に修学旅行を終え、スダチも大満足の修学旅行だったようで、よかったです。
学校の先生にはいろいろと配慮していただき、大変感謝です。
修学旅行の前や帰ってきた当日も学校の先生より電話をいただきました。ご面倒をお掛けしました。
学校の先生ってすごいですね。尊敬します。
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