激安タブレットにGoogle『Chrome OS Flex』をインストールしてみた①

Googleは7月14日（米国太平洋時間）、Windows PCやMacにインストールできる「Chrome OS Flex」の安定版（Stable Edition）をリリース

ChromeブラウザでUSBインストーラーを作成することで、誰でも無料で利用することができます

インストール手順をお探し、または見たい方は次ページを参照

目次

1. Chrome OS Flexとは
2. Chrome OSとChrome OS Flexの違い
   1. セキュリティ
   2. サポートしているアプリ
   3. ハードウェアのサポート
3. Chrome OS Flexは何ができる？
4. インストール手順概要
5. インストール対象端末情報
   1. インストール対象のスペック
   2. 「Chrome OS Flex」の最小システム要件
6. Chrome OS Flexのインストール
   1. インストールを準備する
   2. USB インストーラを作成する
   3. USB インストーラを使用してデバイスを起動する
   4. Chrome OS Flex の使用を開始する
   5. Chrome OS Flex デバイスを設定して登録する
7. 起動してみた！色々勉強が必要と気づく・・・
   1. タッチスクリーンが使えない！
   2. 画面の自動回転が使えない！
   3. 入力言語の切り替え方法がわからない！
   4. 音が出ない！【致命的】
   5. 落ちる！【致命的】
   6. アップデートが公開されていた
   7. 今後の展開に期待大！！
8. Chrome OS Flex！使ってみてわかったこと

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Point！ 本ページは目次の「５．インストール対象端末情報」までとなります。
「６．Chrome OS Flexのインストール」以降は下記ページです

激安タブレットにGoogle『Chrome OS Flex』をインストールしてみた②

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Google OSのChrome OS Flex！インストールしてみてわかったこと

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Chrome OS Flexとは

最近注目度が爆上がり？人気な「Chromebook（クロームブック）」

その「Chromebook（クロームブック）」に搭載されている「Chrome OS」を、一般的なパソコン（WindowsやMac）などにインストールできるようにしたものが「Chrome OS Flex」

２０２２年２月からベータ版として公開されていましたが、この度、２０２２年７月１４日（米国太平洋時間）に安定版（Stable Edition）が正式に公開されました

「Chrome OS」が基本的にChromebookへのプリインストールという形式で提供されるのに対し、「Chrome OS Flex」はPCおよびMacへ自身でインストールする形態で提供

「Chrome OS」もそうですが、高性能なCPUやGPUなどは必要なく、少し昔の低スペックコンピューターでも快適に動作するのが売りだそうです

なお、「Chrome OS Flex」がサポートするアーキテクチャは「IntelまたはAMD x86の64ビット互換デバイス」
そのため、AppleのMacについては「Intel Mac」だけがインストール可能で、「PowerMac」や「M1 Mac」「M2 Mac」はサポート対象外

Point！！

Chrome OS Flexとは
・Googleが提供するOS
・「Chrome OS」の機能限定版
・コンピュータに自分でインストール
・古い低スペックなコンピュータでも快適に動作

Chrome OSとChrome OS Flexの違い

「Chrome OS」と「Chrome OS Flex」では、基盤となるテクノロジーおよび管理ツールは同じ物が利用されてます
「Chrome OS Flex」をインストールすれば、「Chrome OS」の多くの機能を利用できますが「Chrome OS」とは大きく異なる点もあります

公式サイトの中から一部ご紹介
詳細は下記公式サイトをご覧ください
・Chrome OS Flex と Chrome OS の違い - Chrome OS Flex ヘルプ

セキュリティ

1. 確認付きブートとGoogleセキュリティチップ
「Chrome OS Flex」をインストールするデバイスにはGoogleセキュリティチップが搭載されていないはずです
なので「Chrome OS」の確認付きブートは利用できません


2. ファームウェアの更新
どのようなコンピュータが使われるかわからないため「Chrome OS Flex」はBIOSファームウェアやUEFIファームウェアの管理と自動更新を行いません

サポートしているアプリ

1. Google PlayとAndroidアプリ
「Chrome OS Flex」は「Androidアプリ」や「Google Play」をサポートしていません
そのため、APKファイルの実行や、Playストアからのアプリのダウンロード、実行などもできません
アプリやゲームが利用できないのは、一番痛いところではないでしょうか

ハードウェアのサポート

1. 認定モデルのみをサポート
Googleで動作検証したコンピュータのみをサポート！
結構窓口が狭まりますね・・・
・Chrome OS Flex 認定モデルの概要 - Chrome OS Flex ヘルプ
・Certified models list - Chrome OS Flex Help


2. キーボードの違い
「Chrome OS Flex」では、「Chrome OS」のキーボードレイアウトが利用できません
独自のキーボードレイアウトとショートカットになります


3. Chrome OS Flexで未検証またはサポートしていないポートと機能
一部のハードウェア機能は「Chrome OS Flex」で正式にサポートしていません
想定どおりに動作しない、またはまったく動作しないことがあります
・CD / DVD ドライブ
・指紋リーダー
・FireWire ポート
・赤外線（IR）カメラと顔認識カメラ
・専用のコネクタとホルダー
・入力用タッチペンとアクティブペン
・Thunderbolt の機能

他にも違いはありますので、詳細はヘルプページを見てください
・Chrome OS Flex と Chrome OS の違い - Chrome OS Flex ヘルプ

Point！！

Chrome OS との違い
・ハードウェアに起因するセキュリティなどは自分自身で
・「Androidアプリ」「Google Play」は利用できない
・ハードウェア管理は自分自身で
・未サポートのハードウェア、ポートなどがある

Chrome OS Flexは何ができる？

そもそも、「Chrome OS Flex」は何ができるのか？！

Googleが言うには、「Chrome OS」は「クラウドファーストのOS」・・・
よくわかりませんが、クラウドサービスの利用を前提としたOSってこと

たしかに、「Chrome OS Flex」は、Googleが提供するChromeブラウザで動くサービスが使えます
っていうか、外部のアプリをインストールしたりできないので、Chromeブラウザで動くサービス以外は使えません
※Chrome ウェブストアでインストールする拡張機能であれば可能

上の画像は、アプリのランチャー画面ですが、GoogleやAndroidの利用者にはお馴染みなGoogleのサービスが利用できます

「Chromeブラウザ」「YouTube」「Gmail」「Googleカレンダー」「スプレッドシート」などなど

Gmailでメールし、Googleカレンダーでスケジュール管理し、GoogleミートでWEB会議、YouTubeを視聴し、Chromeブラウザで検索・情報収集したりと、Googleのサービスを利用している方には丁度いいOSではないでしょうか
※Androidのスマホでいいじゃんってなりそうですがｗ

Point！

何ができる？
・クラウドの利用が前提
・Googleのサービスが利用可能

インストール手順概要

インストール手順の概要は以下のように５つのSTEPで行えるそうです
実際にインストールした際の手順は次のページで詳細を記載しています。
・激安タブレットにGoogle『Chrome OS Flex』をインストールしてみた②

STEP
1

インストールを準備する

インストールに必要となる機器の準備をします
【用意するもの】
・USBインストーラを作成するパソコン
・USBドライブ
・「Chrome OS Flex」をインストールするパソコン

また、「Chrome OS Flex」をインストールするパソコン、USBドライブはデータがなくなりますのでバックアップしておきましょう

STEP
2

USBインストーラを作成する

USBドライブにインストールに必要となるデータを書き込み、USBインストーラを作成します
作成には、USBインストーラを作成するパソコン（Chrome ブラウザが入っているもの）と、USBドライブを利用します

STEP
3

USBインストーラでデバイスを起動する

作成したUSBインストーラを使用して、「Chrome OS Flex」インストールするパソコンをUSBドライブから起動します

STEP
4

Chrome OS Flexの使用を開始する

USBインストーラから「Chrome OS Flex」を正常に起動した後、「Chrome OS Flex」をパソコンにインストールします
なお、インストールせずにUSBインストーラからライブブートしてお試しで使うこともできます

STEP
5

Chrome OS Flexデバイスを設定する

画面上の手順に沿って Chrome OS Flex デバイスを設定します

インストール対象端末情報

「Chrome OS Flex」のインストール対象に選んだパソコンですが、２０１５年に発売されたWindowsタブレット
当時はWUXGA液晶やストレージ64GBを搭載し、格安Windowsタブレットの決定版になるんではないかと結構話題となっていたもの

その名も、
『インテル、はいってる』タブレット2
型番：SI02BF

ビックカメラが独占的に販売していた端末です
・格安Windowsタブレットの決定版？WUXGA液晶搭載で19,800円のビックカメラ独占タブレットが発売 - AKIBA PC Hotline!
・8インチWindowsタブレットSi02BF - 株式会社シアル

インストール対象のスペック

インストール対象の「SI02BF」のハードウェアスペックですが

「SI02BF」スペック

1. プロセッサー （CPU）：
インテル®Atom™プロセッサー Z3735F
（４コア、動作周波数 1.33 GHz）
2. メインメモリ：
2GB
3. ストレージ：
約64GB
4. ディスプレイ ：
8inch TFTカラータッチスクリーンIPS液晶 WUXGA（1920×1200 ドット）
プロセッサー・グラフィックス：Intel Atomプロセッサー Z3700 シリーズ向けインテル HD グラフィックス
5. カメラ：
背面500万画素、前面200万画素

「Chrome OS Flex」の最小システム要件を満たしていないのはメモリですね

「Chrome OS Flex」の最小システム要件

「Chrome OS Flex」の最小システム要件ですが、

最小システム要件

1. アーキテクチャ：
Intel または AMD x86 の 64 ビット互換デバイス
2. RAM（メインメモリ）：
4GB
3. 内部ストレージ：
16 GB
4. 起動：
USB ドライブからの起動をサポート
5. BIOS：
すべての管理者権限

注意Point！！ ※問題が発生した場合、管理者は Chrome OS Flex USB インストーラから起動して BIOS で設定する必要があります
6. プロセッサとグラフィック：
2010 年より前に製造されたコンポーネントは、動作が不安定になる可能性があります

注意Point！！ ※注: Intel GMA 500、600、3600、3650 のグラフィック ハードウェアは、Chrome OS Flex のパフォーマンス基準を満たしていません

「Chrome OS Flex」は低スペック、昔の端末でも快適に動作するということですが、メモリ４GBって、１０年前だと結構ハイスペックじゃなかったっけ・・・！？

プロセッサとグラフィックの「Intel GMA 500、600、3600、3650」ってのがどうやって確認するのかわかりませんでした
SI02BFはインテル HD グラフィックスってなっているんですが、「Intel GMA」より高性能なのか低性能なのかもわからん・・・
知ってる方、教えてくれると嬉しいです

Point！！

最小システム要件を満たしていない（メモリが足りない）端末にインストールを実施してみる！！

次ページから本格的にインストール作業に入っていきます
・激安タブレットにGoogle『Chrome OS Flex』をインストールしてみた②

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激安タブレットにGoogle『Chrome OS Flex』をインストールしてみた②

2022/7/15Googleが『ChromeOS Flex』の一般公開を開始。低スペックの古い端末でも快適に動く！？ 激安タブレットに導入してみたが動くのか？！ダウンロードからインストールまで細かくご紹介Part2

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