こんにちはデコポンです。
糖尿病というと、不摂生な太り気味の中年おじさんがなる病気というイメージがあると思います。僕もそう思っていました。
2021年11月、スダチが1型糖尿病と診断されたことをきっかけに、糖尿病に対して僕が偏見をもっていたことに気が付きました。
数回に渡り、「糖尿病ってどんな病気?」というテーマで病院の先生や、僕自身で調べて得た糖尿病について書いていきたいと思います。
専門家ではないので、間違い、ご指摘あれば、コメントもらえると嬉しいです。適宜直していきたいです。
糖尿病とは
糖尿病とは、血液中の糖分(ブドウ糖)を細胞に取り込む機能が低下、または停止することで血液中の糖分濃度が高くなり、高血糖の状態が継続する病気です。
なぜ高血糖になるのか
糖分を含む食べ物(炭水化物など)は体内でブドウ糖に分解されます。
分解されたブドウ糖は小腸から血液中に吸収されます
そのため、食後には血液中の血糖値が高くなります。
健常者は、血液中にブドウ糖が増えると、すい臓からホルモンであるインスリンが分泌されます。
インスリンは血液中のブドウ糖を筋肉や細胞などへ運ぶ役割があります。
筋肉や細胞に運ばれたブドウ糖は、エネルギーとして利用されるので、血液注のブドウ糖が減り、正常な値に保たれます。
糖尿病の人は、インスリンが分泌されにくい、または分泌されない。分泌されてもブドウ糖を運ぶ力が低下しているため、血液中のブドウ糖が減らず、高血糖状態が継続するのです。
糖尿病の症状
血液中の糖分濃度が高くなると体に症状がでてきます。
スダチ(仮)にも現れた症状です。
- 疲れやすくなる ・ゴロゴロしていることが多く、元気がないように見えた
- 喉が渇く ・「最近、すごく喉がかわく~」と、水分を多くとっていた
- トイレ(尿意)の頻度が高くなる ・トイレの回数が多くなってました
- 体重が減る ・もともと体重が増えにくい体質のようでしたが、半年以上の間、体重が増加しなかった
- 食欲が旺盛になる ・「あれも食べたい」「これも食べたい」と食べることに執着していた
・寝転んでいると、不意に眠ってしまうことが数度あった
・「疲れた~」「だるい~」とよく言っていた
・「徒競走で足が遅くなった」と言っていた
・突然の体重減がありました
・夕ご飯の後でも、「何か食べたい」といってました
他にはこんな症状が出る方もいるようです。
「尿の量が多い」「体がかゆい」「できものができる」「傷が治りにくい」「足がつる」「物覚えが悪くなる」
「集中できない」「眠くなる」「免疫が低下する」「目がかすむ」「まぶしく感じる」
また、ひどくなると昏睡状態になることさえあるそうです
症状の考察
ブドウ糖を細胞に運ぶ機能が低下・停止することで、細胞はエネルギーを受け取れなくなります
なのですぐに疲れるのだと思います
また、細胞が必要とするエネルギーが不足するので、脳が「もっと食べてエネルギーを補給しろ!」と命令を出すから、食欲が旺盛になるのかなぁと。
体重が減るのは、細胞が必要とするエネルギーを血液中のブドウ糖から得られないので、脂肪を消費してエネルギーを得るためと聞きました。
血液中の糖分濃度が高くなると、血液が濃くなり、ドロドロ状態になるので体が水分を欲しがるようになり、喉が渇くそうです。
また、たくさん水分をとるので、尿も多くなるとのこと。
糖尿病の怖さ
糖尿病で高血糖になると上記のような症状がでてきますが、高血糖状態が長く続くとさらに体に様々な悪影響をもたらします
血管や神経、臓器などに悪影響をもたらし、合併症を誘発するそうです。
糖尿病の三大合併症というと「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」
- 糖尿病網膜症
血糖値が高い状態では血管に負担がかかり、血液の流れが悪くなります。
特に細かい毛細血管は影響を受けやすく、毛細血管が密集する組織である目の奥の網膜は、高血糖の影響を受けやすく、血管が障害を起こし、視力が低下。最悪失明することもあります。 - 糖尿病腎症
こちらも毛細血管で構成されている腎臓が高血糖の影響で障害を起こします。
腎臓は老廃物を排泄する機能があるのですが、症状が進行すると、老廃物を排泄する機能が低下し、 むくんだり疲れやすくなったりします。
進行すると体に老廃物がたまり、腎不全や尿毒症の状態になり、食欲の低下、疲労感、むくみがおき、 ひどくなるなど、さまざまな症状が出現し、人口透析治療が必要になります。 - 糖尿病神経障害
「運動神経」「感覚神経」「自律神経」などの「末梢神経」が高血糖の影響で障害を起こします。
運動能力の低下、しびれや痛みの発生や逆に感覚が鈍くなったり、消失したり、光や音、温度などの外から刺激や、 おなかが痛いなどの体内から受ける刺激を適切に感知できなくなったりします。
食欲旺盛になったけど、体重が増えない、体重が減ったとか、喉が渇き、水分を多くとっていて、
トイレに行く頻度が増えたとか、疲れやすいなどの症状がご自身や身の回りの方にいないか、
定期的に確認したほうがよいと思います。
少し長くなったので今回はここまで。
次回は糖尿病の割合や種類などについて投稿したいと思います。
ではまた。
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